これは医学的というか生理学的課題のようだが,心臓の酸素消費量(input)から,いうと
心臓の効率は20~30%程度で決して効率が良い機械とはいえないが,「ただ」の空気を吸って
動いているんだから,経済的には効率大だな。
なお,電池で動くかどうかは,今度は電池のエネルギーを機械力にどれだけの効率で変換できるか
だから,単純ではない。ここの計算も,「心臓が出しているエネルギー(output)」の計算で,
それをWで表現すると1~2Wということ。すなわち,発電機として,あるいは発動機としての心臓は
2W程度の仕事「しかできない」と言ったほうがいい。逆に,この程度の仕事量で,人間は
十分生きていけるんだね。ただし,エネルギーの産生は,まだいろいろな臓器(例えば筋肉)が
受け持っているので,エネルギー換算で,全体では70~100W位を消費する機械と言える。
しかし,石油動力と違って,空気と水と食物だけで動く機械なんだからスバラシイ。
Back to the Futureで,最新式のデロリアンでは,「ゴミ」を燃料箱に放り込むと動いたね。
ああいう機械が究極の機械なんだろうね。あと500年は無理だと思うが。